正福寺

曹洞宗について

釈尊が説かれ
道元禅師が究め
瑩山禅師が広げた禅の真髄。

仏事・葬儀に関するQ&A

家族や社会のあり方が、昔と大きく変わってきた現代では
仏事・葬儀のかたちも変化は免れません。
それでも忘れてはならない仏事の本質や心がまえなどを
Q&Aの形で挙げてみました。

なぜお葬式をしなければならないのでしょうか?

近親者が亡くなった時は、
心安らかになるように故人の冥福をご家族・ご親族・ご友人が祈ることは、
世界共通だと言えるでしょう。儀式という形式のみとしてとらえるのではなく、
故人への思いをご遺族やご友人が精一杯のかたちで表わそうという気持ちが大切です。
それ故、古来より伝わる各宗教の葬送儀礼があるのです。

お通夜とは、どのような意味があるのでしょうか?

お通夜とは本来、故人を葬る前夜から遺族が夜を通して故人を護り付き添うことです。
仏教では、お釈迦様が亡くなる前夜に遺された弟子達が
囲んでお護りしたことに由来しております。
今日では、生前故人にお世話になった関係者が最後のお別れをする大切な機会なのです。

曹洞宗のお葬式は、
どのような意味があるのでしょうか?

お釈迦様から現在まで伝わっている法(教え)を戒めとして故人に授ける儀式(授戒)が
基本になっております。あらためてお釈迦様の弟子となり、
黄泉(よみ)の世界(仏の道)へとまごころで送る意味です。

法事はいつまで行えばよろしいのでしょうか?

お葬式の後、中陰供養(ちゅういんくよう。
初七日、二七日、三七日、四七日、五七日、六七日、七七日〈四十九日・大練忌〉)を行い、
四十九日法要においては、お墓に納骨する場合が多く見られます。
それから、一周忌(命日〜満1年後)、三回忌(命日〜満2年目の命日頃)、
七回忌(命日〜満6年目の命日頃)、十三回忌(命日〜満12年目の命日頃)、
十回忌(命日〜満16年目の命日頃)、二十三回忌(命日〜満22年目の命日頃)、
二十七回忌(命日〜満26年目の命日頃)、三十三回忌(命日〜満32年目の命日頃)、
三十七回忌(命日〜満36年目の命日頃)、五十回忌(命日〜満49年目の命日頃)となります。
三十三回忌で故人を弔いあげし、先祖代々に組み入れる場合もあります。
これらの節目で故人への思いを中心にして親戚縁者で執り行うことで、
それぞれの故人との思い出と共に各人の現状を話し合う機会として
ご家族円満となる重要な意味があります。

PAGE TOP